味の相互作用ってなに?

栄養学

みなさんは味の相互作用ってご存知ですか??

異なる味を組み合わせた時に味に変化が起こることを味の相互作用と呼ぶのですがその中には大きく分けて5つの効果が存在します。

もしかしたら効果の名前を知らなくても、組み合わせと変化を聞けば「あぁ〜!!」ってなる人も多いと思います!

みなさんが知っているのは登場するのでしょうか?

それでは、5つの効果を組み合わせの例も使って簡単に説明していきます!!

対比効果

この写真を見てカンの良い方はどんな効果か分かったかもしれません。

対比効果とは異なる味を持つ2種類の物質を混ぜた時に片方の味を強める効果です。

例えば、、、

  • 甘味+少しの塩味
  • 旨味+少しの塩味

対比効果には主にこの2つが存在します。

スイカやおしるこに塩を振るとより甘味を感じるようになることや、だし汁(旨味)に醤油や味噌(塩味)を組み合わせることでより旨味が増したように感じることがこの効果です。

醤油に関する記事はこちら!!

抑制効果

抑制効果とは異なる味を持つ2種類の物質を混ぜた時に一方を弱める効果のことを呼びます。

簡単にいうと1番最初に説明した対比効果の逆の効果ですね!

例えば、、、

  • 苦味+少しの甘味
  • 塩味+少しの酸味
  • 酸味+少しの塩味

この3つが浮かんできます!

コーヒー(苦味)に砂糖やミルク(甘味)を入れると苦味が弱まったり、魚の塩焼き(塩味)にレモンやすだち(酸味)を添えることで塩味が穏やかになる、反対に酢の物(酸味)に塩を少し入れることで酸っぱさが丸くなる。

このように、片方の味を弱め程よくすることを抑制効果といいます。

コーヒーに関する記事はこちら!!

相乗効果

同じ味を組み合わせることで2倍以上の強さを感じさせることができる効果を相乗効果といいます。

例えば、、、

  • 旨味+旨味
  • 辛味+辛味

主にこの2つが例として出てきます。

野菜、昆布、椎茸など様々な旨味成分を組み合わせて作る精進出汁や最近テレビでよく見る唐辛子や胡椒、わさびなどの辛味成分を組み合わせて作る激辛鍋などはここに分類されます。

この効果は意外といろんな料理に自然と組み込まれている印象があります。

いろんな種類の旨みのある食材を使って作る土瓶蒸しとかもここに分類されるかもしれません。

中和効果

異なる味をバランスよく組み合わせることで安定した新しい味を作れる効果を中和効果といいます。

例えば、、、

  • 甘味+塩味
  • 甘味+辛味
  • 甘味+酸味

などが存在します。

よく甘辛い、あましょっぱい、甘酸っぱいなどの表現が存在しますが、例えば入れる本当の理由は違いますが酢豚の中にパイナップルを入れることで甘酸っぱい酢豚の味が完成するのもこの中和効果が絶妙に発揮できているからでもあるんですよ!!

融和効果

異なるいくつもの味が合わさって一つの味を作り出す効果を融和効果と言います。

この効果の説明で一番わかりやすいのはカレーです!!

様々なスパイス、食材、隠し味をふんだんに使って作るカレーは一概に甘い、辛いなど説明ができずカレーの味として皆さんが頭にインプットしていると思います。

他にも様々な果物を組み合わせて作るフルーツポンチなんかはここに分類されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか!?

今回この5つの効果を紹介させていただきましたが他にも様々な効果があるかもしれません。

料理って美味しいものもまずいものもその味ができるときは絶対に何か理由が存在します。

なぜ塩を使ってないのにしょっぱく感じるのか、なんで美味しいのかなど色々考えながら料理するのも楽しいかもしれませんね!!

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