子供な頃は苦くて飲めなかったけれど大人になるにつれて飲めるようになる不思議な飲み物「コーヒー」
コーヒーには様々な成分が含まれており、適度に飲むと体に良い影響を与えてくれる反面、過剰摂取すると体に害を与えてしまう可能性が存在します。
どんな成分が含まれているのか、どんな影響があるのか、今回は栄養学をもとに成分別に簡単にまとめてみました!
そもそもコーヒーって何からできてるの?
コーヒーはコーヒーの元となる実「コーヒーチェリー」の種を焙煎し、コーヒー豆の状態にしたものを粉にし、そこに水を注ぎ抽出して作ります。
コーヒーチェリーの実は甘く昔の人たちはみんな好んで食べたのだとか、、、
食べ続けたら自然と出てくる種(コーヒー豆)をなんとか活用しようと知恵を絞った結果完成したのが今のコーヒーみたいです!
昔の人たちがもったいない精神を持っていたから、焙煎という発想に至ったからコーヒーが完成し、世界中に広まっていったんですね!
コーヒーの成分
お待たせしました!本題のコーヒーの成分を上げていこうと思います!
産地や栽培方法によって多少成分は異なりますが一般的なブラックコーヒーの中には主に
- カフェイン
- ポリフェノール
- カルシウム
- リン
- ナトリウム
- カリウム
- ビタミンB2
が含まれています!!
では、それらの成分が体にどんな影響を与えていくのか見てみましょう!!
カフェイン
コーヒーといったらカフェインを思い出す人がほとんどではないでしょうか?
コーヒーの成分の代表的であるカフェイン、適度に摂取した時と過剰に摂取した時に体に与える影響とは、、、?
効果
- 興奮作用
- 利尿作用
- 代謝率、脂肪分解率を上げる
- 胃の分泌液を増やす
- 血管を広げ血圧を上げる
カフェインの効果の中でも有名な眠気を覚まして心拍数をあげる作用や排尿を促す作用の他にも様々な効果があるみたいです!
カフェインはエネルギーの燃料として脂肪を使用するため結果的に脂肪燃焼効果もあるみたいです!ダイエットを意識してる人たちはコーヒーを飲みながら運動したらいいかもですね!
摂りすぎると
- 腹痛、下痢
- 心拍数の増加
- 高血圧のリスク
- 手足の震え
などが挙げられます!
よくエナジードリンクやコーヒーを飲みすぎて心拍数が急上昇、急性中毒(カフェイン中毒)で亡くなってしまう方も存在するみたいです
また、この他にも不安がある人が摂取しすぎるとストレスを増加させたり、妊婦さんが摂取しすぎると胎児が不整脈を起こしてしますこともあるみたいです。
ポリフェノール
植物の光合成でできる物質で、よくブルーベリーやチョコレートに含まれるポリフェノールは微量ながらコーヒーにも含まれています!
ポリフェノールの影響は、、、
効果
- 抗酸化作用
- 健胃作用
- 血糖値低下
コーヒーに含まれるのはポリフェノールの中のタンニンという種類で目立つ効果として抗酸化作用があり、老化、がん、動脈硬化などの予防に効果があります。
また、紫外線や活性酵素を除去する働きもあるみたいで日焼けなどにも効果があるとか、、、
コーヒーに含まれる量は微量なので効果を感じるためには相当の量飲まないといけないですが次は取りすぎるとどうなるかです。笑
摂りすぎると
- 便秘
- ホルモンバランスに影響
目立った効果はあまり見つかりません、というのもポリフェノールは水溶性で体に吸収されるのが早く排出されるのも早いため過剰摂取になりにくく、報告がないみたいです。
ただ、カフェインに似た効果で女性のホルモンバランスに影響があるらしく、やはり妊婦さんにはコーヒーはオススメできないようです
カルシウム
牛乳に含まれていることで有名なカルシウム、微量ながらコーヒーにも含まれています。
効果
- 歯や骨を形成
- 心臓を規則的に活動させる
- 血液を固め出血を防ぐ
- 筋肉の収縮に作用
主に骨の形成、出血した時に血を固める作用があり、体内の情報伝達を担う重要な成分です。
摂りすぎると
- 脱力感
- 食欲不振
普通は過剰摂取して過剰症になることはありませんが血管や腎臓に沈殿して障害を起こすなんてこともあるようです。
リン
マッチ棒の先についていて、ほとんどの食材に豊富に含まれています。
効果
- 神経や筋肉の機能の正常化
- 糖質の代謝を進める
- 細胞の成長を促す
また、カルシウムと結合し骨の成分になる働きを持ち、エネルギー生成にも必要な成分です。
リンは不足することがほとんど無く、むしろ過剰になるのが問題のようです。
摂りすぎると
- カルシウムの代謝に弊害
- 副甲状腺機能を高める
- 骨吸収を促進
- 腎機能の低下
リンはカルシウムとバランスをとっていて摂りすぎるとカルシウムの働きを邪魔してしまいます。また骨からカルシウムが溶解し骨を弱くしてしまう働きが存在します。
ナトリウム
塩、海水に多く含まれている印象ですね!コーヒーにも実は含まれています。
効果
- カリウムとともに細胞の浸透圧を維持し、細胞内外の物々交換や水分調節を行う
- 筋肉や心筋の弛緩に働く
- 神経の刺激伝達
- ミネラルが血液中に溶けるのを助ける
- 体液のphを調節する
など効果は様々です。他にも、筋肉が痙攣を起こす(筋肉がつる)ことを防ぐ働きがあります。
摂りすぎると
- 血圧上昇
- 胃潰瘍
- 動脈硬化
- 浮腫
高血圧になりやすいのは有名ですね!この他にも腎機能に障害をきたし、胃がんのリスクも高くなるようです。
カリウム
野菜や果物に多く含まれる成分で、体に大きな影響をもたらします。
効果
- 細胞内液の浸透圧の調節
- 体液のph調節
- 心筋の活動に活躍
- 神経興奮性の維持
- 高血圧の予防
体内の水分量を調節する、ナトリウムと拮抗関係にあり、血圧の安定に欠かせない成分です。
摂りすぎると
- 胃腸に障害
- 不整脈
基本摂りすぎることが無く過剰に摂取しても尿として排出されます。排出に害があると高カリウム血症という病気につながります。
ビタミンB2
牛乳から発見されたビタミンで水溶性のビタミンの中の一種で補酵素と呼ばれる形で存在します。
効果
- 脂肪の代謝を促進
- 生活習慣病の予防
脂肪を燃やすエネルギーを作る時に働いたり各栄養素の代謝に関与していて補助する役割が存在します。エネルギー消費量が多い運動選手や成長期の学生さんはより必要度が増すようです。
摂りすぎると
水溶性のため体外に排出されやすく過剰摂取の報告はされていないようです。
まとめ
コーヒーって健康に対して薬にもなるし毒にもなるようです。
様々な成分を紹介していきましたが成人した人は1日に大体3〜4杯が限度みたいです。
しかし個人にカフェインの耐性があるか、排出しやすい体かで飲める量は変わっていくようです。
美味しく、健康にいただくために自分の体のことをよく知ることも大切かもしれませんね!
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